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インフルエンザ予防接種のごあんない

■インフルエンザを予防する

■インフルエンザに罹った時の注意点

■費用について

■インフルエンザを予防する

*今年も、はや10月。インフルエンザの予防接種の時期を迎えました。今回は、インフルエンザ予防接種の
特集をQ & A の形式で書いてみました。


1)インフルエンザワクチンの接種は効果がありますか?

インフルエンザにかからないようにするためには、流行する前にワクチン接種を受けておくことです。
インフルエンザワクチンの接種を行うことで、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できます。
ワクチンの接種を受けないでインフルエンザにかかった65 歳以上の健常な高齢者について、もし接種していたら約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったと報告されています。
ワクチン接種をした全ての人の感染を防げるわけではありませんが、たとえインフルエンザウイルスに感染しても軽い症状で済むというメリットがあります。

2)インフルエンザワクチンの接種の対象となるのはどのような人でしょうか?

予防接種法による定期接種では、重症になることや死亡の報告が多い65 歳以上の高齢者の方と、60〜64 歳の基礎疾患がある方(心臓、じん臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の周りの生活を極度に制限される方)では、インフルエンザが重症化しやすいので接種を受けられることをお勧めします。任意接種では、医学的に接種が不適当だと考えられた場合を除けば、基本的にはインフルエンザの発症と重症化を防ぎたい方すべての人が対象になります。
小児については、平成16年11月に日本小児科学会より、「1歳以上6 歳未満の乳児については、インフルエンザによる合併症のリスクを鑑み、有効率20〜30%であることを説明したうえで任意接種としてワクチン接種を推奨することが現段階で適切な方向であると考える」との見解が出されています。
生後6 ヶ月未満の場合は、ふつう接種しません。ワクチンの効果や副反応がはっきりしていないこと、母親からの免疫が期待できると考えられるからです。なお欧米では、6ヵ月から24 ヵ月未満の乳幼児もインフルエンザの重症化率が高いと報告されており、ワクチン接種による予防が望ましいと考えられ、米国などでは接種を勧めています。

3)ワクチンは、いつ接種すればよいでしょうか?

ワクチンは、接種してから効果が現れるまでに約2 週間かかり、効果の持続は約5 ヵ月と考えられています。
2 回接種する場合は2 回目は1回目から1〜4週間あけて接種します。流行期間が12〜3月ですから、11月中旬
頃までには接種を終えておくとより効果的でしょう。
また、流行してからの接種は、抗体価が十分上がる前に感染する危険性がありますが、抗体価が上昇していれば症状が軽くなります。

インフルエンザの流行が12月からとすれば11月までに接種を済ませておいたほうがよいでしょう。

4)インフルエンザのワクチン接種は何回受ければよいのでしょうか?

ワクチンは、1〜4週間の間隔を置いて2回接種するのが原則です。
ワクチンには2回接種する場合と1回接種(中学生以上は1回でもよい)があります。
以前接種した時に体調を崩したことがあったり、現在の体調がよくない場合は、接種回数を減らすこともあります。
また、最近インフルエンザにかかったり、昨年インフルエンザの予防接種を受けている人は、体の中にすでにある程度の免疫ができているので、1回の接種でも十分な効果を得られる場合もあります。
何回接種するかは、最終的に医師と相談して決めて下さい。
なお、65歳以上の高齢者の方は、1回の接種でも効果があり、2回接種の効果がはっきりしていないため、現在は1 回の接種が推奨されています。

5)インフルエンザのワクチン接種を受けることが適当でない人や、受けるときに注意が必要な人はありますか?

1.明らかな発熱*を呈している者
通常は、37.5℃を超える場合をいいます。
2.重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
3.当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーショックを呈したことが明らかな者
4.その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
5.年齢の下限はありませんが、通常生後6 カ月未満の乳児にはワクチンを接種しません。
6.卵アレルギーのある場合は医師に相談してください。インフルエンザワクチンは製造過程で卵を使用している
ため、アレルギーを起こす恐れがあります。


6)インフルエンザワクチンの接種による副反応にはどのようなものがありますか?

一般的に副反応は軽微です。主な副反応は接種局所の反応で、 発赤、腫脹、疼痛をきたすことがありますが
2〜3日で消失します。
その他に、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などもまれに起こりますが他の予防接種にくらべても頻度は低いといえます。
しかしワクチン接種後30分以内の健康状態の変化には注意をしてください。
ワクチンは発育鶏卵で増殖したインフルエンザウイルスから作っていますので、卵アレルギーの人にはじんまし発疹、口腔のしびれ、アナフィラキシーショックなどが 現れる可能性があります。
従って卵アレルギーの人には現行のワクチンは接種しない方が賢明です。

*予防接種時間は、一般の受診者から接種希望者が感染を受けないように、なるべく外来受付時間とはずらして実施するようにしております。

お知らせ:
10月22 日からインフルエンザの予防接種を始めます。ワクチンの数量に限りがあるため予約制とさせていただきますので、ご希望の方は受付にてお申しつけいただくかお電話でご予約ください。
詳しくは、受付でお尋ねください。

■インフルエンザに罹った時の注意点

*症状は急速に……

  インフルエンザウイルスに感染すると、1〜3日間の潜伏期間後発病し、高熱(38?40度)とともに悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状が現れます。

また鼻水、喉(のど)の痛みや胸の痛みを伴うこともあります。発熱は3?7日間程度続きます。一般的な体力のある大人であれば、1週間ほどで回復に向かいます。

インフルエンザの症状は、普通の風邪とよく似ていますが、1つ1つの症状を比べていくと違いがはっきりします。風邪は、鼻や喉などの症状が強いのに対し、インフルエンザは悪寒、発熱、関節痛などの全身症状が急激に現れます。

*治療法と治療薬……

  インフルエンザの治療には、家庭での「一般療法」、薬での「対症療法」と「化学療法」があります。

  *一般療法

 体力の低下を防ぐため、安静にして睡眠と栄養を十分にとります。
 室内を乾燥させないようにして(湿度60〜70%が目安)、インフルエンザの活動を抑えます。
 水分を十分にとって脱水症状を起こさないように気をつけます。

  *対症療法

 発熱や関節痛、頭痛などには解熱鎮痛剤。
 鼻水やくしゃみには抗ヒスタミン剤。
 咳(せき)には咳止め、痰には去痰(きょたん)剤を使います。

  一方、インフルエンザの症状はインフルエンザウイルスに対する体の自然な抵抗なので、薬で抑えると逆効果になることがあります。医師の指導のもとで、慎重に治療する必要があります。

 *化学療法:抗インフルエンザ薬

  インフルエンザウイルスに有効な抗ウイルス薬が開発されて、現在では特効薬といえるものが登場しています(内服薬のタミフル、吸入薬のリレンザ)。

ただし、どの抗ウイルス薬も発病後48時間以内に服用しないと十分な効果が得られないため、インフルエンザかもしれないと思ったら、できるだけ早く検査を受けてください

*タミフルと異常行動について

最近、抗インフルエンザ薬(タミフル)を服薬してから異常行動を起こした子供さんの報告がニュースに取り上げられています。

2年前に行われた厚生労働省のタミフルと異常行動との関連を調査した研究報告ではタミフル内服の12%、内服なしでも11%の異常行動が認められており因果関係は認められていません(下図)。現在2回目の調査が行われていますがまだ,結論は出ていません。現段階では発熱異常言動の発現はほとんどが発熱初日から2日目に集中しています。それが薬剤によるものか、インフルエンザの随伴症状かは今の段階では不明です。現段階では発熱初日、2日目に患者を一人にしないようにすることが、異常言動に伴うリスクを回避するための対応策です。10歳からは薬剤との因果関係が否定されるまで、タミフルは使用できません。


         

ご自宅で気をつけていただきたいこと

*安静を保つ

  過ごしやすい環境に整え、部屋の温度は20〜25度に保ち、空気が乾燥しないように加湿器などを使って湿度を50〜60%に保ちましょう。
洗濯物を干したりするのも湿度が上がり、インフルエンザウイルスの活動も鈍ります(ウイルスは乾燥を好みます)。

*熱に対するケア

  熱は体内に侵入したウイルスをやっつけるために出るので、熱が高いからといって、解熱剤でむやみに熱を下げるのはお勧めできません。しかし、インフルエンザは高い熱が何日も続くので、赤ちゃんの場合「眠れない、食べられない(ミルクも飲めない)」という状態になり、ぐったりしてしまうこともあります。
このような場合には、解熱剤を使って体温を少し下げると苦痛を和らげることができます。食事の前や寝る前に解熱剤を使って、食事をしたり、眠らせたりして体力を養うようにしましょう。

解熱剤は、投与後2時間ほどたって体温が0.5度ほど下がれば効果があったと考えて!

  平熱まで下がらないからといって連続投与はしないでください。使う解熱剤は医師がその赤ちゃんに処方したものを指示通りに使ってください。
市販の解熱剤を使う場合は必ず子供用の解熱剤(アセトアミノフェン)を使ってください。病院でもらった解熱剤でも、アセトアミノフェン(商品名:ピリナジン、アンヒバ、アルピニー、カロナール)以外の解熱剤は使用しないほうがいいでしょう。 

*水分補給と食事

  高い熱が数日続くインフルエンザの場合特に水分補給が重要です。
白湯、お茶、赤ちゃん用のイオン飲料などスプーン1さじずつでもいいのでこまめに与えましょう。母乳の子ならこまめに母乳を与えてください。 熱で体が熱いので、氷を好む子もいます。

水分が取れない状態が続くと「脱水症」を起こす危険があります。

特に嘔吐や下痢を伴っている場合や咳や鼻づまりがひどい場合は要注意です。おしっこの量が少ない、ぐったりしているときは脱水症を起こしている可能性があるので、急いで受診しましょう。
  食事が取れるようであれば、やわらかくて消化のよいもの(野菜スープやおかゆ、うどん)などを少しずつ与えます。食欲がないときは無理に食べさせる必要はありませんが、水分だけは十分に取れるように心がけてあげてください。

*咳のケア

  咳は肺や気管支に入ったウイルスを体から追い出そうとしているからだの防衛反応です。
この反応をとめてしまうと、肺や気管支に入ったウイルスは湿った暖かい体の中でどんどん増えてしまうことになり、結果的に病気を長引かせてしまいます。
咳を止めるのではなく、痰が出やすくなるようにしましょう。
乾いた空気では気管が余計に刺激され、咳が誘発されます。部屋の湿度を60%くらいに保ちましょう。水分が少なくなると痰が硬くなり、咳もひどくなります。痰がやわらかくなるように、水分を十分に与えてください。
冷たい空気や汚れた空気も咳を誘発します。換気扇を回すなど、常にきれいな空気が入るようにしましょう。咳がひどく夜も眠れないときは、体力を養うため咳止めを使うこともあります。

*鼻詰まり・鼻水のケア

  市販の鼻水吸い器を使ったり、親が口で吸い取るなどをしてためないようにしましょう。鼻水も鼻に入ったウイルスを外に出そうとする体の反応です。薬でとめてしまうと鼻づまりがひどくなったり、鼻水を長引かせることになってしまいます。部屋が乾燥していると鼻も乾きやすいので湿度を保つようにしましょう。

*合併症に対する注意

  異変を見逃さないようにしましょう。
抗ウイルス薬などを使った治療をしても高熱が3日以上続く・咳がどんどんひどくなるような場合は「肺炎」や「気管支炎」を起こしている可能性があります。耳を痛がるときは「中耳炎」が疑われます。早めに受診して適切な診断・治療を受けることが必要です。

高熱が出てまもなくけいれんや意味不明な言動が見られたら「インフルエンザ脳症」をおこしている可能性があります。少しでも様子がおかしいと思ったら、夜間でも休日でも大至急医療機関を受診してください。

*登園・登校・外出

  インフルエンザの感染力は非常に強いので発病したら周囲への感染を防ぐために登園や登校外出は控えてください。登園・登校は体力も落ちているので、解熱後2日間くらいは自宅で安静にしてからにしてください。

■費用について

インフルエンザ価格表

予防接種は2008年10月1日からご予約を受付ます。
10月20日(月)から12月29日(月)まで
接種いたします。

一般 2,800 円
子供1 人(2 回接種分) 3,000 円
飛騨市国保加入者 (18 才未満) 1,500 円
*ただし,中学生以下2 回接種の為 2,400 円
(50〜64 才) 1,500 円
65 才以上(社保・国保関係なし) 1,500 円
☆家族割引
子供2 人以上 (2 回接種分)1人 2,400 円
親1 人子供1 人(子供2 回接種) 5,500 円
中高校生( 社保) 2,400 円
受験生で2回接種希望者(2回接種分) 3,500円


保険加入者確認の為保険証の提示をお願いいたします。

※ 家族で同時に接種される場合、上記の家族料金が適用されます。
※ 加入している保険により料金が異なることがありますのでご注意ください。
加入保険の確認のため、接種の際は保険証をお持ちください。
※ 例年のとおりワクチンの不足が予想されますので、なるべく早めにご予約く
ださい。

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